ユングフラウ鉄道の乗車券

ユングフラウヨッホへ行くには、天気が全てとなる。ただ、山の天気は変わりやすく、朝晴れていても昼には曇ってしまうことも多い。そしてまた晴れる。

難しいのは列車の乗車券を事前に買っておく必要があること。乗車券の販売枚数は一日5,000枚に制限されており、繁忙期の夏場は当日券を買えないことも多い。グリンデルワルトについたらまず、日本語観光案内所や駅でチケットを買うのをお勧めする。

天気予報はユングフラウのホームページが最も正確である。翌日の予報であれば確度はかなり高い。YahooやGoogleの天気予報だと、ぶれが大きく、なかなか当たらないのが経験則。山の天気は変わりやすいので、時間単位でより正確な予報を把握しておきたい。

10フランの追加料金で、列車の時間指定ができる。夏場の繁忙期には団体客に車両を占拠されてしまうこともあるので、時間指定の乗車券を購入しておけば旅程が立てやすい。

ただ、一旦予約をしてしまうと、この時間以外の乗車はできなくなる難点もある。予期せず悪天候になったとしても、列車に乗って雲の中のユングフラウヨッホを目指さねばらない。まさに運があるかないかに左右される。

今回は早朝一番の列車に乗って、時間指定はせず。グリンデルワルトの始発は7時17分。クライネシャイデックに到着後すぐ8時発の列車に乗り換えてユングフラウヨッホを目指す。クライネシャイデックでは、指定客は緑色のゲートへ。自由席の人は黄色のゲートから乗り換え列車に乗る(向かって前方、左側へ進む。駅舎の向こうにあるレール。)。

ユングフラウヨッホに始発で到着すると、他の観光客はどこへ行ってよいかわからず必ず右往左往する。その隙にスフィンクス展望台の目印を追って一直線に歩いていくのがおすすめ。途中の展示は後で見ることにして、誰もいない展望台へ真っ先に向かい、絶景を独り占めしたい。誰もいない貸し切りの展望台が出迎えてくれる。

展望台を堪能した後は、プラトーでユングフラウをバックにスイス国旗と写真。コーヒーを飲んでアイガーグレッシャーからハイキングで下りる。