油絵を売る画家。お手製の花束を売る人。アコーディオンを弾く初老の男性。民謡を歌いながら時々おどけて見せる若者。
街の至る所で見かける不思議なオブジェ。一人一人が芸術の街を作り、一つ一つが街を彩る。
ワルシャワの街は、旧ソ連時代に建てられた建物が多い。アパートはどこを見ても同じ形をしていて、部屋に入ると間取りも同じらしい。共産主義体制の下で作り上げられた均一化された世界が街全体に広がっている。
一見すると面白みのないワルシャワの風景だが、「芸術的な顔」に出会うと心躍るものがある。ワルシャワの街で、芸術を探しながら散策してみるのも悪くない。