二度の世界大戦で主役の座にいた一方、ロマンチックなお城がおとぎ話の世界を作っていたりもする。ドイツは近代史を語るうえで欠かすことのできないヨーロッパ随一の大国である一方、長い歴史が残してきた中世の世界も併せ持つ。城めぐりをすればロマンチックな旅になる。ビールを堪能したければオクトーバーフェストがある。クリスマスを楽しみたければクリスマスマーケットがある。歴史を勉強したければ、歴史博物館やベルリンの壁など、過去の遺産が現代に語り継がれている。旅の目的に応じて様々な顔を持ち合わせるドイツは、旅人が何度も訪れたくなる国なのかもしれない。