初めてのスイス旅行でどこへ行けばよいかわからない。そんな悩める旅人はここから計画をスタートしてみると良いかもしれない。実際に行ってみて良かった旅の日程をモデルとしているので参考としてほしい。

スイス一周の旅 6日間

1日目 ツェルマット

旅のはじまりはジュネーブチューリッヒへ降り立つところから始まる。ここではジュネーブ発着を想定するが、チューリッヒ発着でもさほど変わらぬ日程で移動できるはずだ。ジュネーブ到着後、ツェルマットへ電車で向かおう。ジュネーブからツェルマットは電車で約4時間の旅だ。日が暮れる頃に、真っ赤に染まったマッターホルンが出迎えてくれる。ツェルマット最古のレストランCafe du Pontでフォンデュを食べよう。

2日目 ツェルマット

早起きは三文の徳。日の出とともに起床し、マッターホルン・ゴッタルゴ鉄道でゴルナーグラート駅へ向かおう。夏の観光シーズンは中国人の団体客が早朝に同駅へ向かうため、あえて遅めに出発するのも一案。この日はゆっくり街中を散策し、スイスワインを飲みながら長旅の疲れを癒すことに専念したい。

3日目 グリンデルワルト

この日は電車の車窓から美しいスイスの情景を楽しむ。まさに「世界の車窓から」の風景が延々と続く様は圧巻だ。氷河急行は一日一本で出発時刻は9時前。終点のサン・モリッツ(約8時間)まで旅をするのも良い。ここでは、アンデルマット(約3時間)で途中下車し、古都ルツェルン(約3時間)へ向かう。小さな街なので休憩もかねて1時間程度散策するのも良いだろう。その後はインターラーケン経由でグリンデルワルト(約2.5時間)へ向かう。夕方7時頃の到着となるので、ホテル近くのレストランで食事をとって早めに就寝するのが良い。

4日目 グリンデルワルト

ホテルを一歩出ると眼前に名峰アイガーが迫りくる。昨夜は暗闇に隠れていた名峰が村を飲み込まんばかりの迫力。朝食の後、ユングフラウヨッホへ向かおう。グリンデルワルト駅の近くに日本語観光案内所があるので、その日の予定や買うべきチケットを聞いてみよう。案内所では日本人スタッフが対応し、チケットの発券もしてくれるのがありがたい。氷河を横目にユングフラウ鉄道で展望台へ向かう。お昼時には展望台へ到着し、ヨーロッパ最高峰にあるレストラン・クリスタル(Restaurant Crystal)で食事をとるのも良い。その後、グリンデルワルトの村へ戻り、夕日に赤く染まる名峰を眺めながらビールを飲んでゆっくりするのをおすすめしたい。

5日目 ジュネーブ

朝食後、9時過ぎの電車でベルンに向かう(約3.5時間)。ベルンの旧市街を思う存分散策し、16時頃の電車でジュネーブへ出発したい。電車の座席は向かって左側を確保しよう。ローザンヌの手前に広がる世界遺産ラヴォーのワイン畑、夕日に赤く染まる山脈とレマン湖がまるで絵画のような情景を見せてくれるだろう。

6日目 ジュネーブ

国際連合欧州本部や旧市街地を中心に散策。昼食は旧市街地の丘の上にある人気店レ・ザミュール(Les Armures)がおすすめ。夕方の出発まで思う存分スイスを味わってほしい。