ポーランドの首都ワルシャワ。ナチスドイツ支配下で迎えた第二次世界大戦末期。ポーランド市民は一斉に銃を構えた。しかし、その勇敢な行動がゆえに、ナチスドイツの反撃にポーランド全土が焦土と化すことになった。ワルシャワ市民の多くの魂が、この町に眠っている。そんな悲しい歴史とは裏腹に、秋晴れの空がワルシャワの緑を黄色く照らす。
9月30日から10月2日の二泊三日。弾丸ツアーにもかかわらず、ワルシャワは本当にいろいろな顔を見せてくれた。ワルシャワは、秋に訪れるべきなのかもしれない。特筆すべきは、ワジェンキ公園で出会った琥珀色の世界。緑と琥珀が交互に空と水面を彩る。有名な画家が初秋描いたキャンパスのようだった。
もう1週間早く来れば、ワジェンキ公園でショパンのピアノコンサートを聴けたらしい。それが唯一の心残り。ただ、その分、琥珀の世界を楽しめたと思えば、損した気分ではない。
琥珀の町ワルシャワ。是非一度訪ねてみてほしい。