ポイント
華僑系のカフェで提供されるコーヒーは、大量のコーヒーを布袋に入れて大釜で煮出して作る強烈なコーヒーであることが多い。コーヒー豆は香りより濃さに比重を置くロブスタ種が使われるのが一般的で、香り高いアラビカ種は使われない。この店は家屋こそ華僑系の出で立ちだが、インドネシア各地から取り寄せたアラビカ種のコーヒー豆が並べられている。コーヒーは一杯ずつ丁寧に作られ、大量に煮出したコーヒーにはない香り。散歩に最適な旧市街グロドック地区は華僑系住民の地区であり、おいしいコーヒーを提供する店が少ない。ここは散歩で一休みするに相応しい貴重な一軒。飲み方はトゥブルク(沈殿コーヒー)で、サツマイモで作られた揚げたてのドーナツもあわせて注文するのが嗜み。