ポイント
日曜日のスディルマン通りには、たくさんの自転車が走っている。ツール・ド・フランスさながらで、片側3車線、両側6車線の大通りは、行き交う自転車の車列で溢れかえる。速い者もいれば、ついていけない者もいる。ミニバイクで走っている人もいる。自転車の車列を先導するヤマハのスクーターは、2人乗りの後部座席でアクションカメラを構えている。自転車の車列は 20台から40台の塊になって走っていて、その前に撮影班のバイクがいる。大きな塊が10秒おきに次から次へと行き来する。その脇にはジョギングをする人々がいて、家族でウォーキングを楽しむ人々もいる。ジャカルタの高所得者層の貴族の嗜みといったところか。側道でたむろするグラブタクシーの運転手は、4,000ルピアのコーヒーを屋台から買い、談笑している。毎週日曜日の早朝6時から歩行者天国となるスディルマン通りの日常である。
