クマヨラン地区南部の地元民が生活を営む市場。
スラム街と呼ばれるかもしれないが、庶民の伝統的な暮らしがある。あたり一帯は碁盤の目状に整備された一角と、無秩序に形成された住宅街が混在する。一見すると通り過ぎてしまいそうなほど、この市場は住宅街に溶け込んでいる。一歩足を踏み入れると巨大な市場が現れる。干物の香りが漂う薄暗い空間には、所狭しと商品が並べられている。味見をしていくよう促されるまま露店から食べ物を買い、袋に詰めて帰宅する人々の姿もある。