テベット地区の北部にある生鮮食品市場。
朝5時の青空市場は、新鮮な野菜、魚、肉を求める庶民でごった返す。太陽が髙くなる頃には大量の蠅が集る市場も、まだ鮮度の良い商品が並ぶ。買い出しに訪れる客の顔ぶれも様々で、主婦だけでなく小売り店の買い出し担当も多い。市場から離れた住宅街には行商が歩いていて、市場で仕入れた野菜を住民に売っている。高層ビルがひしめき合うジャカルタの裏路地には、何十年も続いてきた伝統がまだ残っている。