クバヨラン・ラマ市場(Pasar Kebayoran Lama)

生きた鶏や鮮魚を売る露天商が数百メートル並ぶ市場。

ポイント

南ジャカルタは高級住宅街のイメージが強いが、庶民が買い物をする朝市が残っている。午前七時には店じまいをはじめるほど、朝は早い。この市場が1850年代に設立されたとき、クバヨラン・ラマ地区はジャカルタの中心地だった。近くを流れるグロゴル川の水運を利用し、多くの交易品が船から荷降ろしされていたとされる。1987年に地方政府がここに公設市場を設置して商人を一箇所に集め、今日のクバヨラン・ラマ市場ができた。

高架下から北上すると、車やバイクが行きかう路上の両脇に数百メートルにわたって露天商が軒を連ねる。公設市場の中は薄暗い中にも朝日が差し込み、活気に満ち溢れていている。市場の周辺には買い物客へ食べ物を売る屋台があり、買い物客のバイクを見守る駐輪場の男たちが煙草を吹かしながら会話している。

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