ポイント
つくば市に総本山を置く家系ラーメンがインドネシアに進出。今やジャカルタ市内の至る所にチェーン展開していて、昼食時には地元のビジネスパーソンが行列を作ってやってくる。豚骨ではなくインドネシア仕様に鶏出汁を使い、ハラル認証も受けている。メニューの多さに圧倒され、初回は東京ラーメンを選んでしまったが、人気は「鶏白湯(Toripaitan Ramen Ekstrim)」一択のようだ。メニューがインドネシア語表記で写真から味が判別しにくいことがあるので注意。
二度目の来訪では、鶏白湯を頂いた。ポタージュと表現すべき濃厚さ。日本人が満足できるラーメン。太麺ではなく細麺がよい。太麺で東京ラーメンを注文した際は、麺・スープともに讃岐うどんを食べている感覚に近い印象だった。細麺・鶏白湯は日本の家系そのもの。ただ、豚ではなく鶏なので動物性の香りは控えめ。ポタージュという印象に近い。レモンを食べ終わりに絞るとスープからは動物性の香りが消え、ほぼ野菜ポタージュとなる。ジャカルタに展開するラーメン店の中では一番。金曜夜は地元民の大行列が途切れることはなく、三十分待ちとなる。