植民地時代に発展した冷涼な高原都市。

首都ジャカルタにバンドンがあるように、第二の都市スラバヤにはマランがある。植民地時代にオランダは港湾に大都市を築き、近隣の高原地帯に避暑地を建設した。その名残りからマランにはコロニアル様式の建造物が多く残っている。増加する近代的な建造物と歴史が街の至る所で共存する一方、朽ち果てているものも目立つ。マランはブロモ国立公園へ向かう旅人の経由地として広く知られ、観光の拠点として扱われてきた。しかし、市街地に目を向けると老舗料理店が点在し、地場産コーヒーを提供するカフェも多い。駆け足で通過するにはもったいない魅力がマランにはある。何よりも気候は少し肌寒く感じるほど涼しい。その冷涼な気候を活かした魅力あるレストランやカフェのテラスで、ゆったりとした時間に身を任せるのも旅の楽しみの一つである。

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